一所懸命働いて少しばかりの貯金ができた。
だが銀行に預けてもぜんぜん利息はつかない。一方で世間は投資ブームで自分も何かを始めたい。
でも怖いしやり方がわからない。下手なことして損はしたくない。
TVでは暗号資産で億ったとか、株で儲けてタワマン住んでるとか言ってる…
そんな景気のいい話うらやましい、誰かやり方教えてくれないかな?
投資を始めたい
投資を始める前、私もそんなふうに考えていました。そして実際に手探りでやってみて、良かったこと失敗したことなど様々です。ここでは投資を始めたい超初心者の方、どこから手をつけたらいいかわからない人向けに、投資の入り口を紹介したいと思います。
投資ってやり方次第で、大損もするし、爆益にもなれる可能性を秘めています。
この記事を読んだら、あなたも「投資家」としての第一歩を踏み出すことになるでしょう。
まずコレを決める
決めることがいくつかありますが、その前にまず確認です。あなたはどちら派ですか?
- 手っ取り早く一攫千金したい
- じっくり資産形成していきたい
言うまでもないですが、一攫千金タイプはハイリスク・ハイリターン、
じっくり資産形成タイプはローリスク・ローリターンです。
それでも銀行の利息よりは全然リターンいいですね。
ご自身がどちらの投資方針かを、まずしっかりと考えておいてください。
少し取引の実績が進んだら、このような記事も参考になります。
投資を始める3ステップ
主に次の3ステップです。
- 何に投資するか決める。
(株?FX?暗号資産?) - 投資先に合わせて証券口座をつくる
- 入金して目当ての商品を買う
何に投資するかを決める
投資を一から始める場合、
ローリスクローリターンのじっくり資産形成の投資から始めるのが安全です。
一攫千金ねらいは投資に慣れて、ある程度の経験と知識を得たうえで行うのがよいでしょう。
投資先・投資商品は主に下記となります。
- 投資信託
- ETF
- 個別株
- FX
- 暗号資産(仮想通貨)
一般的にリスクが低いと言われるものから書いています。
安定的に値上がりしていくものほど資産形成向き、逆に値の上げ下げが急激で高頻度なものは一攫千金向きです。
投資信託、ETFは小額の個別株の集合体なので個々のリスク分散でき、資産形成向きです。
一方、新興市場の個別株や暗号資産は値の上下動が激しいのでハイリスク・ハイリターンとなります。
FXはほとんどの場合レバレッジをかけて取引を行います。
それだけハイリスク・ハイリターンな一攫千金タイプの投資となります。個別株の信用取引も同様です。
レバレッジとは
実際に投資した価額の2倍~10倍超の価値・値段で取引を行う取引で、投入金額以上の大きな利益を得られる反面、損害を負った場合は投入金額以上の多大な損失を負う可能性があります。 ハイリスク・ハイリターンな投資になります。
信用取引とは
証券会社から株式や買付金額を借りて持っている金額以上の取引を行うこと。 持っているもの以上の額の取引を行えるため、レバレッジと同様に投入金額以上の大きな利益を得られる反面、損害を負った場合は投入金額以上の多大な損失を負う可能性がああります。 ハイリスク・ハイリターンな取引になります。
改めてまとめると下記のようになります。
- 投資信託 →初心者向き
投資家の資金を証券会社の担当者(ファンドマネージャ)が運用し、その成果を得る - ETF →初心者向き
上場投資信託とも呼ばれ、上場銘柄ばかりで構成された投資信託と考えられるし、個別株の端株を集めた集合体とも言える - 個別株 →中級者向き
いわゆる株。東証プライム銘柄のような値動きが比較的安定したもの、マザーズのような値動きの激しいものがある。 - FX →上級者向き
為替差益をベースにレバレッジにて成果を得る - 暗号資産 →上級者向き
デジタル通貨であり実実態もたない。通貨としての保証が不安定であるが価値変動があるため、投資案件としてあげられる。海外送金が容易なので一般通貨よりも利便性が高い特徴もある
投資先に合わせて証券口座をつくる
投資信託/ETF/個別株を購入するには、一般的に証券口座であれば取引できます。
代表的なもので、下記のようなものがあります。
- 楽天証券
- SBI証券
- マネックス証券 など
ネット証券ばかりを列記していますが、取引が手軽で手数料が安価です。それぞれに特色があり専用のネットバンキングも設置されています。
FXの場合はFX取引口座をつくります。
暗号資産の場合は、専用の取引口座を開設します。
どの取引の場合も、スマホアプリなどが充実していますので、簡単に取引を始めることができます。
入金して目当ての商品を買う
投資先が決まり証券口座を開設したら入金し目当ての銘柄を購入となります。
各取引口座が指定する都銀、地銀、ネット銀行から必要額を振り込みます。
振込手数料は無料でできることがほとんどです。
証券口座にお金を貯めておいて、そこから欲しい銘柄を買ったり売ったりします。
売買には手数料がかかる場合がありますが、銘柄や証券口座によって条件はまちまちです。
ご自分の場合に合わせて、確認しておきましょう。株式の売買手数料の場合、1回数百円程度です。
取引口座の種類(非課税・NISA)
NISA(ニーサ)って、一度は聞いたことあるかも知れません。
株式投資は利益と配当に約20%の税金がかかりますが、NISA口座で購入していると、その税がかからない仕組みです。
2024年から制度が大きく変わります。
NISA枠は年間120万円まで期限は5年と規定されています。6年目には課税枠に変更するか、6年目のNISA枠120万円を使ってロールオーバーという延期の手続きをしないといけません。
但し、最初から積み立てNISAで買っておけば、年間枠40万円に減りますが、20年間の期限とされています。投資信託を毎月3万3千円、定額で積み立てNISAで購入する方式がSNS界隈で流行っています。
投資信託で積み立てだけの人は積み立てNISAを選び、株式取引も行う人は一般NISAを選択することになります。
但し、2024年からNISA制度は見直しされる予定になっていますので、注視する必要がありますね。
また未成年者を対象としたジュニアNISAは、2023年に廃止されることが決まっています。
なおNISAは、FXと仮想通貨には適用外となります。逆に海外の個別株には適用されています。国内の証券会社を通じて購入するので、国内株と同じ扱いで適用されています。
取引口座の種類(源泉徴収)
株式取引の場合、3種類の口座を選ぶことができます。
年間の利益と配当には約20%の税金がかかりますが、その計算や確定申告をやってくれます。
申し込み時の設定は、わからない人は「特定口座・源泉徴収あり」としておきましょう。
NISAからはみ出た部分をこの口座にする、ということになります。
- 一般口座:一年間の損益の結果を自分で計算し確定申告する必要がある
- 特定口座:一年間の取引の結果を証券会社が計算してくれる。源泉徴収ありを選べば確定申告不要
- NISA口座:非課税枠として年間120万円の枠あり
銘柄の買い方
- 個別株
株式市場が開いている好きな時間に買えます。
例えば東証 前場_9:00~11:30、後場_12:30~15:00
あらかじめ購入する値段を決めておき、指値設定して買い注文を入れておけばそのまま翌日の市場が開いた後に約定することも可能です。 - ETF
個別株とほぼ同じです。設定金額で購入できます。 - 投資信託
個別株やETFと違って一日に一回しか売買できません。前日の基準値で値段が決まります。
値下がりしたときにスポットで購入する場合もありますが、多くは毎日1000円とか、毎月2万円のような定額買付をして、投資資産を積み上げていく人が多いです。 - 暗号資産
投資信託と同様に、値ごろ感のあるタイミングでスポット購入したり、毎月決まった額を購入するやり方があります。暗号資産の場合、利益に対する課税の税率が投資家の年収によって違ってくるので、事前に確認が必要です。 - FX
値動きに対してレバレッジをかけているので、比較的短時間での売買が主流です。
まとめ
投資の入り口を紹介してきましたが、人間の心理は損をするほうに動く傾向があります。
投資初心者のうちの取引は少額でリスクの少ないものだけにして、大きく取引を広げることをしないように心がけましょう。
-了-
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