大学受験|浪人生活を最大限に活かす3ステップ

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大学受験は多くの人が通る人生の関門で、そこを無事に通過すれば「バラ色の将来がやって来る」と信じているものと思います。

しかし、高校の限られた時間の中で受験を勝ち抜くのは至難の業であり、実力が伴わない勝負をしたり、当日調子が悪かったり、運が悪かったり…そういった理由で思うような結果を残せず終わってしまう人もいるかも知れません

この記事では大学受験に取り組んでいる人、特に予期せずに大学受験浪人にならざるを得なかった人に向けて、浪人生活の有意義な過ごし方をご紹介します。

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目次

浪人生活の道しるべ

この記事を読めば、大学受験を迎えてこれから頑張って行こうとしていく人の「やる気スイッチ」が入ります。
特に浪人となってしまった人が、どのような方針で今後勉強をしていけばよいのかの道しるべにもなります。

なお、この記事は主に浪人生活に対してのノウハウを念頭に書いていますが、現役生にも十分に適用できる内容です。

ご自分のそれぞれの状況に応じて、読み進めてください。

浪人生活を有効に過ごす3ステップ

浪人生活を有効に過ごすためには、「地道に効率よく無理しないこと」が重要です。
1年間の長丁場に見えますが、実質は8か月ちょっとです。
こんな僅かな時間、余裕をカマしているヒマはありません。
しっかり気持ちを切り替えて取り組みましょう。

第1Step:早い段階での目標設定

可能な限り早く、遅くとも4月前半のうちに、志望校を決めます。

少しだけ高い目の目標を設定し「絶対に合格する」と自分に宣言します。

ちょっと背伸びすれば行けるかな?くらいのところがねらい目で、楽勝で行けるところでもダメですし、全く手の届かないところでもダメです。

目標が決まったら、その大学名の入った問題集や参考書を1つ買います。

「赤本」でも「〇〇大学対策問題集」的なものでも構いません。
それを毎日視界に入る場所に置いて、「自分は〇〇大学に合格するぞ」と、常に意識するようにするのです。

私の経験上、
「絶対に〇〇大学に合格するぞ」と早い段階で目標設定した人は、第一志望に合格しています。

逆に、あれこれとたくさんの大学・学部を受験し「引っかかったところに行こう」と目標の定まらない人は、往々にして失敗していました。

第2Step:浪人生活の環境整備

どういった形で浪人生活を過ごすかについてです。
おおよそ3パターンあります。

宅浪(自宅浪人)

これは予備校などには行かず、完全に自分で計画を立てて勉強をする方法です。
安上がりですが、意思が強く計画的に物事を進められる人でなければ厳しいです。
また、各種受験の情報を自分で集めないと行けませんので注意が必要です。
気持ち的に孤独に陥ってしまわないようにメンタルケアも重要となります。

予備校浪人

予備校に通って必要な講義を受け、再起を目指すパターンです。
大多数の人が選ぶパターンですが、予備校の費用が少なからずかかります。
もし予備校で遊び友達を作ってしまうと、成績ダウンという悪のパターンになるので注意が必要です。

大多数がこの方法を選択しています。

仮面浪人

一旦、第二志望に入学をして大学生になっておいて、大学生をやりながら翌年の第一志望受験に再チャレンジするものです。
周囲は受験を終えて大学生になっているので、継続するためにはかなり強い意志が必要です。

さて、このうち最も多いのが予備校浪人であり、最も無難なパターンです。

受験は個人の闘いですが、やはり全く孤独になると続きません。
ほどほどの仲間・ライバルを見つけて切磋琢磨し、メリハリをつけて取り組み、緩める部分も持ってこそ、1年間の長丁場を戦い抜けるのです。

そんな予備校でも、通い方で3つに分かれます。

  1. 自宅からの予備校通い
  2. 予備校の寮からの予備校通い
  3. 下宿からの予備校通い

2.と3.は衣食住の身の回りのことも自分で管理しなければならず、集中して勉強をするには障害が大きいかも知れません。

可能であれば勉強のみに集中できる「自宅からの予備校通い」を選定し、自宅から通うことを勧めます。

家族との会話は気分転換にもなります。

第3Step:スタートダッシュ

目標設定して志望校を決め、予備校に通うことも決めた。
さあ、あとは勉強をするだけです。

「地道に効率よく無理しないこと」を実現するためには、スロースタートはダメです。

4月からフル回転で勉強に取り組んでください。

決して「夏までは遊ぼう」などと悠長なことを考えないでください。

夏まで遊ぶとエンジンがかかるのは秋になっています。

多くの失敗している浪人生が、この「4月からフル回転」ができていません。

また、受験にはつきものの暗記ですが、苦手意識を持っている人も少なくないでしょうね。
私が実践していた暗記方法+αの方法として、下記に紹介しています。

→→→効率よく暗記する方法

ストイックに取り組もう

私自身が浪人をしていた頃のタイムスケジュールを載せておきます。

日課・タイムスケジュール

4~11月はインプット時期
 予備校に通ってしっかり授業を受けて講義内容をインプットし、自習室・自宅で自己学習します。

12~3月は復習・実践時期
 これまでの学習内容を復習と応用です。生活は基本的に宅浪と同じタイムスケジュールです。

4~11月期インプットの時期
7:00~起床・朝食
8:00~予備校へ通学
9:00~予備校講義
12:00~13:00昼食
13:00~15:30予備校講義 
15:30~17:30自習室で自己学習
~18:30帰宅
18:30~19:30夕食・入浴
19:30~24:00自己学習
24:00就寝
※適宜、休憩あり
12~3月期復習・実践の時期
7:00~起床・朝食
8:00~自己学習
10:00~10:15休憩
12:00~13:00昼食
13:00~自己学習
15:00~15:15休憩
15:15~18:30自己学習
18:30~19:30夕食・入浴
19:30~24:00自己学習
24:00就寝
※適宜、休憩あり

どちらにも共通するのは、朝7時には起きて、夜12時までには寝ること。

これは本番の入学試験を見据えたものです。

試験は例外なく朝9時~17時くらいの時間帯に行われるので、体内時計をこれに慣らしておき、さらに睡眠時間を十分にとって、脳も体も常に万全なコンディションにするためです。

生活の制限事項

・テレビ:
 週に1つか2つだけ、観る番組を決めてそれだけ観ていました。

・ゲーム:封印していた。

・マンガ:
 少年ジャン〇は休止、受験終了後に1年分50冊を友達からもらい受けた。

・スマホ:
 勉強のツールとして必要なもの以外は削除か休止しましょう。
 SNSも削除するか最低でも休止です。
 ※私の受験生時代は、スマホは存在しませんでした。

・休憩:
 自己学習では、1時間ごとによく休憩を入れていました。
 パスタ用の5分の砂時計を持って、砂が落ちきるまでの間だけ...

まとめ

私には2歳下に妹がいますが、私を評して

「兄ちゃんは石になった」と言われたことがあります。

浪人生活の終盤で、予備校へ行くのをやめて宅浪状態で勉強していた時期に、高校生だった妹が
朝「行ってきます」と言って出かけるとき、夕方「ただいま」と帰ってくるとき、
私は全く同じ格好で勉強していたそうです。

これだけやれば結果はどうでも悔いはなかったと思います。それだけやり切りました。
幸いにも第一志望含めて、受験したところ全てに合格しました。
(国公立大を3個だけでしたが)

今の受験生は安全志向が強くて無欲、よほどの難関校を狙う人でなければ浪人をせず、無難な大学で満足するらしいので、私の頃からは時代が変わったな、と思います。

たかが受験、されど受験です。
大学や学歴でその人の価値が決まるわけではないし、人間の価値もそんなものではありませんが、自己肯定感なり達成感なり、後の人生にある程度の影響を及ぼすのも、また受験の特徴です。

遊びたい時期ですがあえて1年弱、ストイックに頑張ってみてください。
頑張ったプロセスが、後の人生の大きな財産となります。
結果の良し悪しは本来、二の次なのです。

[あとがき?]受験が終わったら

受験が終わったら、参考書はどうしますか?

  • 捨てる
  • 誰かにあげる
  • 売る

3つのうちのどれかだと思いますが、電子化するとコンパクトにまとまります。
下記のような方法もありますので、参考にしてください。

大学に行った後も、高校の受験の参考書を見る機会はあるかも知れません…

【本を電子化する】自分で自炊・タブレット読書への3ステップ

ー了ー

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