日本のウユニ塩湖|父母ヶ浜で見た幻想的な景色

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「ウユニ塩湖」ってご存じですか?

南米ボリビアにある広大な塩の大地で、雨期に水が溜まると地面が空を映す鏡のような湖になります。

南米ボリビア・ウユニ塩湖

面積は岐阜県とほぼ同じ、高低差はわずか50cmです。
そのため水の流れ・動きが少なく、その水面は広大な鏡となって空と大地を映し出し、幻想的な風景を見せてくれます。

「人生で一度は行きたい旅行先」と言われるこのウユニ塩湖ですが、日本からすると地球の裏側ということもあり、なかなか簡単に行くことができません。

ところが...

目次

日本にも「ウユニ塩湖?」がある

このウユニ塩湖によく似た光景を見せる海岸が日本にもあるのです。

四国の香川県三豊市に「父母ヶ浜 (ちちぶがはま)」という海岸があり、夕刻にはウユニ塩湖とよく似た天空の鏡の光景になる、との情報を得ました。

この画像はウユニ塩湖のものです

そこで、早速観光に行って確かめて来ました。

まず、経路をご紹介します。

クルマなら神戸から2時間半

関西方面からですと、神戸から明石海峡大橋を渡り、淡路島から鳴門大橋を経て四国に入ります。

そうして香川県を西方面に走って、愛媛県との県境の少し手前まで来たら、父母ヶ浜に到着です。

渋滞がなかったのでノンストップで走って、神戸からおよそ2時間半で到着しました。

夕日のタイミングの少し前、5時過ぎの到着でした。

隣接する場所に無料駐車場がありました。
平日の金曜日だったこともあってすんなり駐車できました。
土日や連休だと、混雑してクルマの駐車に工夫が必要だったかもしれません。

連休は駐車場の事前予約が安心

連休は人が大勢やって来て、駐車できない心配もあります。
↓↓↓駐車場予約サイトがありましたので載せておきます
https://chichibugahama-village.com/parking/

電車なら岡山から2時間半~3時間

電車の場合は予讃線の特急で岡山駅から瀬戸大橋を渡ります。
最寄りの「詫間駅」で降りたら、片道100円、所要約25分のコミュニティバスが運行しています。

またはレンタカーを現地で借りる、という手段もアリですね。
三豊市の観光案内サイトを載せていますので、自分に合った手段を選択してください。

https://www.mitoyo-kanko.com/access/

なぜ水面がキレイな鏡になるのか

実際に現地に行ってみて、そうして撮影した写真です。
確かに、ウユニ塩湖と同じような天空の鏡面をなしていました。

なぜこのような撮影が可能なのでしょうか、そのタネ明かしをします。

父母ヶ浜では、干潮で潮が引いた浜辺に、潮だまりがあちらこちらにできています。
簡単に言うと、潮が引いた浜辺に大きな水溜まりがいくつもできるのです。

水溜まりの水は流れませんから、穏やかな水面が鏡の役割を果たします。
大きな面積の潮だまりほど、広大な鏡が出来上がります。

これはウユニ塩湖と同じ理屈です。水面が波のない状態で保たれて大きな鏡となっていました。

この条件が整う浜辺が父母ヶ浜で、穏やかな天候と引き潮の加減、それに時間帯が合えばウユニ塩湖のような幻想的な風景を見ることができます。

日本国内では、他にも和製ウユニ塩湖の風景が見られますが、父母ヶ浜がベストだと思います。

晴天で風が無いことに加え、干潮で夕暮れに近いのがベストです。
晴天であることは重要ですが、香川県は年間で249.5日と最も晴天の日が多い県なので条件は整いやすいです。

以下に、観光にベストな時間を紹介した三豊市のHPを紹介します。

https://www.mitoyo-kanko.com/chichibugahama/#nav01

結局は日没前の時間帯になりますから、4~5月なら夕方6時半頃、6~7月なら夜7時頃がベストな時間帯となります。

また、その時間にピンポイントでというよりは、陽が傾く1時間前くらいから居られたら、撮影の練習やポーズの準備もできてよいかも知れません。

幻想的な光景をカメラに収めるコツ

写真の撮影の仕方にも少しコツがあります。

被写体側の人は水辺のギリギリまで近寄ります(但し、水面に波を立てないように)
撮影者はカメラを水面ギリギリまで低い位置に構えて撮影します。

そうすると水面が大きな鏡となって、これに映り込んだ被写体と共にこのような写真となります。

逆光となるので被写体の表情は分かりにくいものとなりますが、薄暮に鏡で幻想的な写真が撮れるでしょう。

あとは思い思いのポーズでシャッターチャンスを見つけてカメラに収めます。

また、ボランティアの人が何人か待機していて、シャッターを押してくれます。撮影のアドバイスもしてくれます。

希望者が列を作っているので、これに並んだら列で順番待ちをしている間に撮影のポーズを考えておきましょう。

時間を追って行くごとに、太陽が傾き、画像が全体に赤みがかってきます。

飛行機雲がタイミングよくできていました。
水面が鏡のようになっていて、綺麗に映り込みました。

よく考えずにその場の思い付きでポーズをとると、これらの写真のようにパッとしないものとなってしまいます。
事前によく考えておいたらよかった、というのが反省点です。

まとめ

地球の裏側のウユニ塩湖は、一生縁のないものだと思っていますが、この父母ヶ浜に行くことができて、何だか非常に親近感が湧いて、既に行った気になっています。

日本の四国、香川県です。ここなら気楽に行けますね。
何日か休暇を取って、ぜひ、この和製ウユニ塩湖を訪れてみてください。
SNS映え間違いなしです。

ー了ー

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