廃車が売れる?引き取り費用0で代金をプラスにする方法

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我々の毎日の生活必需品となっている車ですが、コロナ禍以降、その社会的な位置付けが大きく変わっていることをご存知でしょうか。

感染症対策で人との接触を減らすために、通勤や日常の移動など全てを車に変えてしまった人も少なくないでしょう。

コロナ禍が終われば、その状況も変わって車を必要としない人も増えて来るかもしれませんね。

またリモートワークがかなり普及したこともあって、やはり車を必要としないライフスタイルに変わっている人が出て来ているかも知れません。

この記事では、コロナ禍の事情も含めて、今所有している車を手離したい、処分したいと考えている人に対して、手間を最小限でオトクに車を売却処分できる方法をご紹介します。

「もう自走できない車がウチにあるんだけど、どう処分したものか…」と考えている人は是非、一読ください。

目次

廃車は売れる

一般的に「廃車」とは、ナンバー登録を抹消した車のことを言いますが、この記事ではそれに加えて、長期使用による消耗や事故などによって、自走できなくなった車も含めます。

結局は、さまざまな事情で自走ができなくなったから登録抹消して「廃車」の扱いとなるわけなので、そう言ったものを含めての廃車、と捉えてください。

一昔前は、車が古くなると買い替えのためにカーディーラーに引き取ってもらっていました。

あるいは、市場で価値があるなら中古車買取業者に買い取ってもらう選択肢もありました。

一般的に新車登録から7年以上、または走行距離10万キロ超の車は、中古車市場でも価値0として売れない車との認定でした。

新しく車を買う予定が無いにもかかわらず、車がこのラインを超えていた場合、手数料がかかる無価値の財産、との認識でそのまま放置車にされていたのでは無いかと思います。

ところがそれは間違った認識で、少なくとも現代では車は自走できない廃車であっても売れるのです。

廃車をお金にする方法

仮に中古車ならば、そのときの車の状態の価格で売れるのは理解できます。

売り主→ 中古車買取業者→ 買主、の順での新しいユーザーの元に渡ります。

それでは自走できない廃車がなぜ売れるのか。
「鉄クズとしての価値しかないのでは?」と思えるのですが、実は部品を外して売れることが多いのです。

以下、場合分けで考えてみます。

旧年式や走行距離が過大の場合

自走できるがかなり年式が古い、または走行距離がかなり多い(10万キロ超)場合で、新車購入の買い替えの際に引き取ってもらった場合です。

この場合は海外に輸出すると、まだまだ現役で使えることが多く需要があります。
日本車は性能的にも品質的にも非常に優秀なので、海外の国に持って行けば十分価値があり中古車として売れます。

2022年直近の輸出先のランキングは、ロシア,UAE,ケニア,タンザニア,ニュージーランド、と続きます。
ウクライナ戦争があるため、ロシアは減少傾向のようです。

日本ではダメでも、海外ではまだまだ頑張れるのです。

事故車・故障車で自走困難な場合

事故でシャーシがひん曲がったような重大な故障車の場合、海外に持って行ってもキチンと走れないことが多く、需要もありません。

このような場合は、部品を取り外して適合する車種用の代替部品として使用します。

年式の古い車種で部品を製造していないような場合もあり、メーカに問い合わせても入手しづらいときには、こういった廃車から取り外した部品に取り替えることを行います。
このやり方のほうが、格安で手に入れられるので重宝されます。

半導体部品などは、コロナ禍により供給が滞っていて新車の納車に1年以上待つことがザラとなっていますが、修理用の代替部品でも別の車から取ってきた部品を取り付けることで、修理の納期短縮に大きく貢献しているのです。

材料素材として再利用

代替部品として使えない部分については、素材材料として再利用されます。

自動車には多種多様な材料素材が使われていますが、新たに買ってくるよりは使用済みの部品を溶かして再利用する方が安上がりで確実に入手できるので、再利用の資源として使用されます。

アルミニウム合金などは、この再利用の方が鉱山から取ってくるよりも安価で入手が確実と言われています。
材料のリサイクルの観点でも非常に重要な活動と言えます。

中古車買取りと廃車買取り

ここで改めて、用語説明のおさらいです。

中古車買取り

比較的良好な状態の中古車で、年式や走行距離、事故歴や車検の有無などからみて、新たに再販します。
手放したい売り主から車を買い取り、必要な修繕を加えて新たなユーザに売り渡します。

廃車買取り

事故や故障、車検切れなどにより走行困難となった車両を対象に、再販を諦めて車体を解体し部品を取り出して使用したり、資源として利用することを目的として車を買い取ります。
買い取った車の対処は前述したとおりです。

これらにはそれぞれ専門の業者がいて、中古車買取の場合は高い鑑定能力と販売網が重要となります。

一方、廃車買取の場合は、自走できない車両の出張鑑定と引き取り手続き、環境に配慮した処理を行い、廃車に使われている有害物質やエコカー減税の手続きなども重要になってきます。

どちらの場合も、今注目を集める中古車市場においては、非常に重要な地位を占めている業態となります。

どんな車も高価買取!廃車買取のカーネクスト

依頼する業者の選定

これまでは、中古車の買取・販売を行う業者が存在することを知っていた人はたくさんいたと思います。
一方で、廃車の買取を行う業者が存在することを知っていた人は、必ずしも多くなかったのではないでしょうか。

今回、この記事を書くにあたり、国内の主要な中古車買取業者と廃車買取業者を調べました。

テレビCMを出している業者も多く、聞いたことのある会社ばかりでしたが、中古車買取と廃車買取のどちらの業務も手がけている会社は意外と少なく、2社でした。

車は一度登録したら、一日しか使っていなくてもそれ以降は中古車となってしまいます。
仮に手放したくなったとき、走れるうちは中古車買取業者に渡すでしょう。

しかし仮に、売りたいと思った車がかなり古い年式だったりかなり走行距離が多かったりすると、どちらの業者に渡すべきか、悩んでしまうことがあるかもしれません。

そのような場合にも、この両方の買取を行なっている業者なら安心して任せることができます。
どちらの判断となっても対応をしてもらえるので安心ですね。

バイク王

買取業者選定の基準

中古車を売却しようとした場合、一番のハードルはなんでしょうか?

私は過去に複数回クルマを買い替えていますが、
「業者に見せたらその場で車を引き渡さないと、以降はどんどん値落ちしてしまう」
といった強迫観念があって二の足を踏んでいました。
そして結局は、常にカーディーラーに引き取ってもらっていました。

中古車の鑑定は、基準となる距離や年式、車の状態さえわかれば、ある程度の価格は弾き出されるのですが「実際に足を運んで車を持ち込む」手間が中古車買取業者に車を出すことの心理的なハードルとなっていたように思います。

先ほどの「中古車も廃車も買取りを行う業者」2社のうち、一方は全国に広い店舗展開をおこなっていることで、スタッフが直接に鑑定を行い車の引き取りもスムーズにおこなう業態でした。

もう一方の業者では、オンラインでの鑑定と無料の引き取りサービスを行っていて、私が過去に二の足を踏んだ精神的なハードルをなくしてくれています。

もちろんこの方式は一長一短あるので、直接車を持ち込んで鑑定してもらう方がよい、と考える場合は、その方が正確な鑑定金額を弾き出してくれる利点があります。

それぞれの利点を生かした業者選定が重要となって来ます。

中古車が高く売れる?/カーネクスト

まとめ

今回、古くなった車をどうするか、と考えたことを機会に、中古車買取と廃車買取を考えて比較してみました。

少子高齢化と地方の過疎問題が叫ばれていますが、過疎地域で空き家が増えて来るのと同じ頻度かそれ以上の頻度で、古い車を処分しなければならない、との問題が、子世代に降りかかってくるかも知れません。

そう言った意味で、廃車の処分についてもしっかり向き合って対応していく必要があると思います。

かつて産業大国と言われ、今は斜陽が叫ばれている日本ですが、生産ー消費ー廃棄の最後の廃棄の部分を、今後は大切に考えていかなければならないですね。

ー了ー

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