あなたは集中力に自信がありますか?
人は人生の中で必ず一度や二度は、集中して物事を行わなければならないタイミングがあります。
それは、仕事、勉強、スポーツ、発表会、ゲームなど、どんな場面でも必ずあります。
大学などの受験勉強はその最たるものと言えますね。
しかしほとんどの人は30分ももたずに他に気がそれて、集中が途切れてしまうのではないかと思います。
興味があること、大好きなことなら何時間でも集中できそうですが、そんな場面ばかりでもないので、何とか集中を維持できるにはどうしたらよいのか、と頭を悩ましているかも知れません。
この記事では、集中力アップとその継続方法について一般的に言われている手法の一つ(一点凝視法)と、私のオリジナルの手法も交えて紹介したいと思います。
あなたが大学入試、または何かの国家資格を受けようとする「受験生」なら、勉強の集中に使えるでしょう。
また、スポーツや発表会などの失敗できない集中が必要な場面でも応用できる内容となっています。
この記事を読んで、集中力を高め、成功を手に入れてください。
集中力の高め方と準備
さて最初にタネ証ししておきます。
集中力の高め方は、下記の3段階です。
・何か一つのモノに意識を集中する
・そしてそのモノを見つめる
・とがった先端だと、より効果的である
となります。以下に順に紹介して行きます。
と、その前に体調は万全ですか?
寝不足や空腹は大丈夫ですね?
悩み事はありませんね?
こういったことがもしあるなら、事前に取り除く努力をしてください。
集中できない原因としては、下記のことが考えられます。
* ダイエットでの空腹、糖質不足、睡眠不足
* 悩みや不安など精神的なストレスがある
* 気が散りやすい環境になっている
これらを排除・改善して始めて、高い集中が得られる環境を作り出せるのです。
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一般に高い水準の集中のことを特に「ゾーン」と言います。
おおよそ、下記のように定義されています。
「高い集中力を保ち、適度な緊張状態とリラックス状態が適切なバランスを維持できる状態」
「失敗するのでは?」とか、「今日は晩御飯に何を食べようか?」などを思わなくなるわけですね。
そして、周囲の余計な音や景色などが意識から排除され、感覚が研ぎ澄まされて「今」の活動や行動に没頭するため、特別なことが起きているような感覚を得ます。
集中の理想的な状態です。
私たちも、このゾーンまで行かなくても、それくらいの域に達することができれば、理想的ですね。
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さて、いよいよ集中の状態を作りだします。
まずは、「姿勢を正して深い呼吸をし、リラックスした状態」になってください。
そうして先ほどの、「何か一つのものに集中して見つめる」を行ってください。
これを「一点凝視法」といって、一つのモノを一心不乱に見つめ、そしてそのモノに対して集中することで、あなた自身の集中を高めていきます。
例えばあなたが野球選手で投手なら、ボールを見つめて集中すれば集中した状態での投球となります。
以前活躍していたプロ野球の桑〇真澄投手は、大事な場面になるとボールに向かってブツブツ言っていました。
ボールに集中し「ここは打たれてはならない、凡打で抑えるんだ」と言っていたそうです。
あなたが受験生なら、今に手に持っているペンや鉛筆をじっと見つめて集中してください。
さすがに鉛筆に対してブツブツ言うことはないでしょうが、私もこの一点凝視法を鉛筆でよく実践しました。
そして、私独自で一点凝視法にプラスアルファの工夫を加えた集中法を行っていました。
その詳細を次に紹介します。
効率よく暗記したいならこの方法も参考になるかも知れません。
→(参考記事)→ 効率よく暗記し記憶を維持する方法
→(参考記事)→ 速読術で集中力UP_大学受験や資格試験を有利に進める方法
【実録】一点凝視法と鉛筆削り
さてここで実例を紹介しようと思います。
一点凝視法と、これに追加した私のオリジナルの集中法になります。
カッターを持って自分の手で鉛筆を削り、先端をさらにとがらせることで精神の集中を図りました。
十年以上前ですが、私は大学受験のために浪人をしていて受験勉強の毎日でした。
大学受験生の例にもれず、毎日何時間も机に向かっていました。
順調にできているときもありますが、難問が出たり理解ができなくてつまづいたときにふと、集中力が切れてしまうことがあります。
そんなときに、前述の「一点凝視法」を使いました。
人間は、とがったものを見ると、潜在的に恐怖心を覚えて、無意識にそこに集中するのだそうです。
恐怖心は感じませんでしたが、とがったその先端に、何となく意識が集中する感覚はあったと記憶しています。
そうして、それだけでは物足りなかったので、鉛筆の芯をカッターで削って、先をちょんちょんになるまでとがらせる作業を追加しました。
あるとき、見つめたら先が少し丸くなっていたので、もっと尖らせたくなったのがきっかけです。
そしてこのときから、「鉛筆をカッターで削る」作業を行うようになりました。
ご存じのように国公立大受験には一次試験と二次試験があり、一次では大学入学共通テストを受けます。
そしてこの試験は、鉛筆しか使えませんでした。
(当時は大学入学センター試験と呼ばれていました)
受験生たちはシャープペンシルではなく、鉛筆で試験を受けるので、私も日ごろから鉛筆をもって勉強をすることがよくありました。
その鉛筆を削る作業を、鉛筆削り器ではなくカッターを使って自分の手で削ることにしたのです。
もちろん、自宅学習ではシャーペンやボールペンです。
模擬試験のとき専用の鉛筆ですが、手で一本一本削っていました。
「そんなの面倒じゃないの?」と思われるかも知れませんが、勉強の合間に鉛筆を削る作業は、頭を休めてクールダウンできる上に、落ちかけている集中力を再度持ち上げてくれたことを記憶しています。
削り終わったら、その先端のとがった部分を見つめていました。
ただ、先端を見つめる頃には頭はすっかりと集中モードに戻っていました。
大学を卒業し鉛筆を使う機会は激減しましたが、今でも同世代の人たちよりも上手に削れる自信があります。
阻害要因を取り除く
一点凝視法+鉛筆削り法で集中しても、やはり何時間も継続させることは難しいです。
まず気持ちが切れたとき、または切れかけているときには、休憩しましょう。
人間が集中できる時間はその集中の度合いによって、15分、45分、90分と段階があります。
30分なり1時間なり適度な時間ごとに5分や10分の休憩時間を設けて、集中を解く時間を確保しましょう。
集中を一旦緩めて休憩を入れると、その後びっくりするくらい集中を再開できることが多いです。
またせっかく集中を再開し始めたのに、それを邪魔するものがあると台無しになるので、これらを視界から排除しておくことも重要です。
今の時代、受験勉強をするには誘惑のアイテムが多すぎますね。
テレビ(リモコン)、スマホ、漫画、ゲーム機などの「誘惑のアイテム」を、見える範囲手の届く範囲に置かないよう心がけましょう。
スマートフォンは、通信、動画録画と再生、アラーム機能など勉強に使える便利アイテムでもあるので、なかなか遮断するのは難しいですが、最小限の機能を利用するにとどめて、基本は手の届かないところに置いておきましょう。
私が大学受験生だったころはスマートフォンは存在しませんでしたが、漫画、ゲーム、TVなどは完全に遮断していました。
また、暑い、寒い、なども勉強の集中することに対しての阻害要因となります。
キッチリと対処しておきたいですね。
参考記事:頭寒足熱で受験対策_足温器で足元を温めて勉強に集中
まとめ
以上、集中を高め継続する方法に関して書いてきました。
改めてまとめると、
健康状態と睡眠時間の確保、それに加えて、心の平穏、雑念を排除することが重要です。
これらの条件が整った上で、一点凝視法+鉛筆削り法をぜひ試してもらって、集中力UP、ゾーンの状態にまで精神を高めて、成功を勝ち取ってもらいたいと思います。
人間、追い詰められればイヤでも集中してものごとに当たるわけですが、早い段階で高い集中力の期間を開始し、これを長期間継続できれば、結果が違ったのにと思うことも多々あります。
今回ご紹介した、一点凝視法と私のオリジナルの鉛筆を削る精神統一方法で、ぜひ集中を高める試みをしてみてください。
集中しゾーンに入って、普段の実力を遺憾なく発揮する、或いは普段以上の力を本番で発揮することができるよう、心よりお祈り申し上げます。
―了―
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