挫折しない|タッチタイピングを身に付け、さらに上達する方法とコツ

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あなたは、「キーボードの入力をもっと速くなりたい」と思ったことはありませんか?

そのためには何といってもタッチタイピング(ブラインドタッチ)ですね。
そう、手元を見ずにキーを打てるアレです。

タッチタイピングできるようになりたい、キー入力をもっと速くなりたい、  以前練習したけどできなくて挫折した、といった人に向けて、誰でもできるちょっとしたコツがあります。

コロナ禍により一気に広がったリモートワークですが、会議中のコソコソ話もチャットでするときキー入力が速ければ内輪での相談も迅速にできます。

またリモート会議の議事進行のときは、共有画面で文字入力が速いと「できるヤツ」と思わせることができるかも知れません。

この記事では、タッチタイピングに初めて挑戦したい人に向けて、または改めてトライしたい人に向けて、身に付けるための簡単なコツと心がけを紹介します。

最初に結論を言ってしまうと、「ホームポジションを厳守し、これを貫く」となるんですが…。

「何だそんなことか」と思うかもしれませんが、本当に重要なんです。
過去の失敗談も交えてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

以下に詳しく説明していきます。なお、今は下記のようになっています。

タッチタイピング
以前はブラインドタッチと呼ばれていましたが、ブラインド=目が見えない との意味合いがあることから、用語としてタッチタイピングがメインで使われるようになりました。

目次

タッチタイピングをマスターしよう

世間では、タッチタイピングできる人は全体の30%で、残りの70%はできていないと言われています。
でもこれは少しきつい言い方をすれば、心がけの問題「やる気」の問題です。

察するに70%の側の人は、それまでやって来た自分の「型」を変えられない人達だと思います。
それとも、練習嫌いの怠け者…失礼_orz

例えば、プロ野球の選手やプロゴルファーがフォームを改造して結果が出なくなったとよく聞きますが、それまでの慣れ親しんだ型を変えるわけなので、上手くいかないことも普通にあります。

でも彼らは、それを正しいと信じて練習を続けます。

一方で、タッチタイピングは確立された手法なので、キチンと取り組めば必ず結果はでます。

最近ではブログを書いている人もいると思いますが、タッチタイピングができれば考えている速度でそのまま文字にできるので、文章作成だけでなく思考までが速くなることもありますね。

マスターの心得

タッチタイピングマスターのコツは、ホームポジションの厳守とその継続です。

どのようなスクールに行っても、必ず最初に2個の厳守事項を言われます。
それは、

①必ずホームポジションに手を置くこと
②各キーは決められた指で押すこと

要は、定位置に指を置き、キーを押したら元へ戻りなさい。
そして次のキー入力に備えよう、と言うことです。

ほとんどの挫折する人の特徴が、決められたものとは違う担当の指でキー入力をし、我流のタッチタイピングを行うようになることです。

とにかく、ホームポジションと担当するキーの指を変えてはいけません。

これが上で書いた①と②の重要性です。

逆にこれができていれば、あとはキーを打てば打つほど上達します。

ホームポジション

まずホームポジションについて解説します。

全てのPCのキーボードはキーの配列が統一されています。
デスクトップ用もノートPCも同じ配列となっています。

キーボードの真ん中付近に、F・G・H・J と並んでいます。
画像で「F」と「J」に〇印をつけました。

これが左右それぞれの人差し指の位置です。

キーには最初から小さな突起が付いています。
ホームポジションの目印を意味しています。

突起に触れたときの指先の間隔を常に意識しておいてください。

そうして、あとはそれぞれ指を一本ずつ、隣のキーに載せて行ってください。

左手は、A、S・D・F と小指から順に載っているでしょうか。
右手は、J・K・L・; と人差し指から順に載っているでしょうか。

これが、「ホームポジション」と呼ばれる配置、指の置き方です。

一連の入力動作ごとに、常にこの位置に戻ってくることを意識してください。

指と担当するキー

ホームポジションに指を置いたら、以降はキーを打つ際はそれぞれの受け持ちの指を使って、打つようにします。

各指とその割り当てを、色分けして下記に示しています。

左小指:QAZ(黒色)
左薬指:WSX(青色)
左中指:EDC(緑色)
左人差し指:RFVTGB(黄色)の2列

右人差し指:YHNUJM(橙色)の2列
右中指:IK,(紫色)
右薬指:OL.(赤色)
右小指:p;・(茶色) 

手首を固定して指だけを各キーの方へ伸ばして打つ、を繰り返します。

それぞれの指で割り当てのキーを打てるか、試してみてください。

なお、親指はスペースキーを左右どちらでも押せるようにしています。

最初はかなりぎこちない動きになり、スピードも遅いですが、練習を繰り返せば速い動きでできるようになります。

そして繰り返しますが、各キー操作の後に必ず、ホームポジションに戻って来る」が重要ポイントとなります。

多くの人が勘違いしていることは、速く打つことに神経を使っています。
これダメなんです。
正確に打てるように練習を続けると自然に速くなって来るが正解なんです。
熟練した人でもミスタッチはあります。
速いけど間違いだらけという事態は避けましょう。

間違ったやり方で練習しても身に付きません。
くれぐれもご注意ください。

これでローマ字全てを練習する環境になりました。
数字と記号の最上段の列はひとまず次の段階まで置いといて大丈夫です。

各種スクールや練習ソフトでは、一緒に覚えさせるカリキュラムになっていますが、ひとまずはA~Zを見ないで打てるようになりましょう。

数字って、何となく右のテンキーに行ってしまうので、上の列で打たないことも多いです。

練習の反復と飽き対策

これ以降は、練習を継続します。

キータッチ練習のソフトなどを購入して、カリキュラムに沿って進めて行くと、ゲーム感覚で根気強く練習を続けることができるでしょう。

また日常や仕事の場面で、可能な限り早い段階でタッチタイピングを取り入れて、過去の習慣から切り替えてしまいましょう。

我流でキーを打っていた期間が長いほど、切り替えには時間が必要だと思いますが、根気強く進めて行きます。
遅くとも、1か月以内には入力速度が追い抜くはずです。
仕事にタッチタイピングを使って行けるようになれば、上達度は加速します。

タッチタイピングがある程度のレベルに来ると、指の動きが一連の順序となってどのキーを打ったか認識できるようになります。つまり、指が憶えるのです。

そして、かなり速いキー入力をしていても、間違えたら自分で分かります。

以前、「そんな高速で打っているのに、なぜ間違いが認識できるのか」と不思議がられたことがありますが、指が間違った動きをしてしまったら分かるのです。

下記のようなソフトで楽しみながら練習をしてください。

モノによっては、タイピング〇級とか●段、と診断をしてくれて励みになります。

ちなみに私は、初段の合格率が50%くらいのところをウロウロしています。

これらのソフトとは別に、今は無料のWeb版で遊びながら練習できるものがたくさんあるので、腕試しをしてみるのもいいかも知れません。

挫折ポイントの克服

以前、知り合いの女性で「タッチタイピングを練習しているけど挫折しそう」という人がいました。

右利きのその人は、左手の小指と薬指で打つ、A・S・Q・W・Z・Xで、「キー入力に力が入らずうまく打てない」とのことでした。

確かに慣れていないと、小指や薬指は力が入りません。
普段あまり使わないからなおさらですね。

そこで、次の練習をアドバイスしました。

課題1:さあ、朝だ。
課題2:Quiet and Wax

この2文を、それぞれ毎日10回ずつキータッチするように、アドバイスしたのです。

意味なくキーを連打するよりも、意味のある言葉を打つ方が身に付くしモチベーションも上がります。

弱い指を集中的にトレーニングして、キータッチの頻度を上げて練習するように助言しました。

ちなみに、Quiet and Wax は「静かにワックスを掛ける」との意味です。

これは一例ですが、皆さんそれぞれに苦手なキーや指の動きを突き止めて、練習する方法です。

先に紹介したタッチタイプ練習ソフトを使うと、苦手ワードを集中的に出題して来るような機能もあるので、ぜひ試してください。

どんなワードも、訓練すれば必ずできるようになります。

意外なメリット

さてタッチタイピングの意外なメリットも、紹介しておきます。

真っ暗闇でもキーが打てる

ベッドにPCを持ち込んで、夜の暗がりでチャットやメールができます。
わざわざライトを点ける必要はありません。

寒い部屋でもコタツに手を入れて打てる

部屋が寒くて手がかじかむときなどに、キーボードごと暖かいところに手を入れます。

それはコタツでもいいし、毛布をキーボードと手の上にかぶせても構いません。

するとタッチタイピングをマスターしたあなたなら、毛布が視界を遮ってもキーを打てます。

なお、コタツにキーボードごと手を入れる場合は、ワイヤレスキーボードがおススメです。

今は、かなりお手軽な値段で売られていますし、ケーブルも無いので邪魔になりませんね。

持ち運びにも便利なコンパクト設計の290グラムで長さ29cmなので、一つ持っておいてもいいでしょう。

Bluetoothで接続して、普段使いでも緊急用でもどちらでもサッと使用可能です。

そしてキーボードだけ持って外出すれば、スマホとともに出先で日記やブログを書くことができます。

フリック入力では面倒だと思う人も、これならサクサク進みますね。

私の事例ですと、外出先では「Googleカレンダーのメモ欄」にブログの下書きを入力しています。
さすがのGoogleカレンダーはなんと1万文字まで入力できるのです。

ノートPCを持ち出すよりも軽量で手軽なので、よく持ち出して出先で書いています。
そして、自宅のPCで取り出して、ブログの本作成をしています。

皆さんも一度試してみてくださいね。

さて話が反れてしまいましたが、タッチタイピングの意外で便利な使い方でした。

なお、この記事はローマ字打ちの人を念頭に書いてきましたが、キー入力にはカナ入力もあります。

入力速度だけで見たら圧倒的に速いですが、全くの初心者でどちらにするか悩んでいるならば、ローマ字打ちで始めることをお勧めします。

まとめ

以上、タッチタイピングについて紹介して来ました。

何ごともそうですが、新しい技能を身につけるときは正しい方法で根気よく練習することが実は最大の近道なのです。

できないと言われる70%の人は、この正しい手法を貫くことができずに、我流で進んでしまっているのだと思います。

我流をやめて正しい方法で進めれば必ずできますので、是非継続してください。

このタッチタイピングの技能は一度身に付けたら失うことはありません。
一生ものです。

毎日10分でも15分でも繰り返せば、必ず自分のものにできます。
継続して頑張ってください

ー了ー

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